今回はウェブライターとして活躍されているkeizen(けいぜん)さんに「プラチナ万年筆のプレピー(preppy)」の魅力を紹介していただきます!
「プレピー(preppy)」は、文房具メーカーとして100年以上の歴史を持つプラチナ万年筆の製品です。その魅力は、お手頃価格でありながら本格的な書き味が楽しめること。「万年筆を使ってみたい。でも高い物を買って失敗したくない」と思っている人の最初の1本におすすめです。
プラチナ万年筆のプレピー(preppy)の全体像を紹介
プラチナ万年筆のプレピー(preppy)極細の黒を買いました。
全体はこのようになっています。
本体は半透明のプラスチックでできており、カートリッジをセットすると中の色が見えます。
芯の色は本体と同色のものが付いてきます。
今回は黒を購入したため、黒い芯が付いてきました。
側面にはプレピーのロゴと、この万年筆で書ける線の太さを表す02 EF(極細)が印字されています。
プラチナ万年筆は日本のメーカーですので、「MADE IN JAPAN」の文字も印刷されています。
キャップ上部には「02」という印字があります。
「極細」であることを示しています。
プレピーは他に細字や中字もあるため、区別するために印刷されているのでしょう。
本体の底部分はシンプルな作りです。
キャップを取るとペン先が出てきます。
ボールペンやサインペンとは異なる、万年筆特有の形状です。
ペン先を側面から見るとこうなっています。
よく見ると、先端部分が少しだけ上に反っているのが確認できます。
ペン先を裏面から見るとこうなっています。
表と裏でデザインがまったく異なる点も、万年筆の特徴です。
カートリッジを入れる部分はこうなっています。
初めて使うときは本体中央のネジのような部分を回して開け、インクカートリッジを万年筆のペン先側に差して使います。
ボールペンの替え芯を使うときに近いやり方です。
プレピーで文字を書いてみるとこんな感じです。
今回購入したものは極細字のため、画数の多い漢字を書くときも楽です。
ちなみに、プレピーには外箱や説明書はついていません。
インクカートリッジのセット方法は、プラチナ万年筆のホームページにある「一般 取扱説明書」に記載されています。
プラチナ万年筆のプレピー(preppy)をなぜ買ったのか?
仕事の幅を広げるためにTOEICを受験しようと思ったことがきっかけです。
英単語を覚えるためにノートに手書きしようと思ったのですが、ボールペンだと書くときに手首が痛くなり、勉強がなかなか進みませんでした。
そんなとき、偶然知り合いが万年筆を見せてくれました。
万年筆で文字を書くときにはあまり筆圧はいらないと聞き、これなら大丈夫かもしれないと思ったのです。
万年筆は数百円で買える物から、100万円以上する物まで非常にさまざまな種類があります。
種類が多すぎて迷ってしまうため、私は下記の条件に絞って探すことにしました。
この条件で調べていった結果、400円程度(メーカー希望小売価格)で購入可能なプレピーを買うことにしました。
値段が安いだけでなく、日本の文房具メーカーとして100年以上の歴史を持つプラチナ万年筆の製品であることや、カートリッジタイプのためインク交換が簡単なことなども決め手となりました。
プラチナ万年筆のプレピー(preppy)を買って良かったことはある?
実際に使ってみると、想像以上の書きやすさに驚きました。
文字を書くとき、それほど力を入れなくても書けるため、手首が痛くなりません。しかもボールペンや鉛筆とは異なり、軽い力で書いても文字が薄くならないのです。手首が楽で、しかもはっきりとした黒い文字を書けるため、勉強の効率が一気に上がりました。
プラチナ万年筆のプレピー(preppy)の良い点
メリットはたくさんありますが、特に3点ご紹介したいと思います。
①安いのに長く使えそう
400円程度の万年筆ですが、すぐに壊れそうな様子はありません。
すでに大学ノート1冊分を使い切るほどの量を書きましたが、まだまだペン先も本体も十分使い続けられそうです。ちなみに、私の使い方の場合では、インクカートリッジ1本で大学ノート1冊分以上の文字を書くことができました。
②万年筆特有の「書く楽しみ」を味わえる
知人の話によれば、万年筆を愛用している人の多くは「書くこと」そのものを楽しんでいるそうです。
私もプレピーを使っているうちに、万年筆独特の「書く楽しさ」を感じるようになりました。
ペン先からインクが出てきて、紙の上をすーっと流れ、文字として定着する様子を見ていると、不思議と楽しい気持ちになります。
パソコンで文字を打つときとは異なる「アナログな感覚」が私には新鮮でした。おかげで勉強も楽しく続けられています。
③キャップに付いたクリップが便利
プレピーのキャップには、ポケットなどに差しておけるクリップがついています。
私は大学ノートの上部に差して、TOEICの問題集と一緒に持ち運んでいます。
クリップ部分はプラスチックのため「すぐに壊れるのではないか」と心配していましたが、購入から3ヶ月以上経った今も壊れていません。
プラチナ万年筆のプレピー(preppy)のイマイチな点
私が感じたデメリットは下記の2点です。
①手入れに手間がかかる
それほど大変な手間がかかるわけではありませんが、人によってはデメリットと感じるかと思います。
例えば、万年筆を使っていると、下の写真のようにだんだんペン先が汚れてくることがあります。
柔らかい布で拭けば落とせますが、使い続けているうちにまた汚れてきてしまうことも考えられます。
汚れが気になる場合には、こまめに、優しく拭き取る必要があります。
また、1ヶ月に1回はペン先をぬるま湯に浸して洗うことがメーカーから推奨されています。
②丁寧に取り扱う必要がある
万年筆は、うっかり机の上から落としてしまっただけでも壊れてしまう可能性があります。そのため、常に丁寧に扱うことを意識しなければなりません。
また、書くときに筆圧をかけ過ぎた場合もペン先が壊れてしまう恐れがあります。特に買ったばかりの頃には気をつける必要がありそうです。
プラチナ万年筆のプレピー(preppy)を買う際に比較検討した商品
プレピー以外にも、安価で初心者向けの万年筆は複数あったため、口コミなども調べながら比較検討しました。
私が特に気になった製品は下記の2点です。
パイロット カクノ極細字
プラチナ万年筆と同じように、日本の万年筆メーカーとして人気のあるパイロットの製品です。
カクノはペン先に笑顔マークがついたかわいらしいデザインが特徴となっています。見た目がかわいい万年筆がほしい人にはおすすめです。私の場合、勉強に使う筆記用具を求めていたため、笑顔マークがあると勉強の緊張感が薄れてしまうかもしれないと思い、候補から外しました。
ミドリ MD万年筆
手帳やノート、カレンダーなど文房具のメーカーとして有名なミドリ。
そのミドリが販売している万年筆です。
ミドリが開発した「MDノート」とおそろいのデザインになっています。メーカーのWebサイトでも初心者向けと明記されている上、ペンケースなどの関連製品も充実しています。
ただし、プレピーに比べるとMD万年筆はやや値段が高めに感じたため、私の場合は見送りました。ノートやペンケースもおそろいにしたい人にはおすすめです。
プラチナ万年筆のプレピー(preppy)はこんな人におすすめ
「万年筆を使ってみたい。でも高い物を買って失敗したくない」と思っている人におすすめです。
同じ筆記用具を使っても、感じ方は人それぞれのため、実際に自分で使ってみるのが一番です。悩んでいる方は、お試し感覚でまず1本購入してみるのも良いかと思います。
また、私と同じように文字を書くときに手首が痛いと悩んでいる人も試してみる価値はあります。私は文字を書くのが楽になったおかげで、手書きすることが楽しくなりました。
プラチナ万年筆のプレピー(preppy)と一緒に買うべき商品
プラチナ万年筆のプレピー(preppy)と一緒に買うべき商品を2つご紹介します。
別売りのインクカートリッジ
プレピー本体を買うと、カートリッジが1本付いてきます。最初の1本を使い切ったあとは、別売りのインクカートリッジを買う必要があります。
私はまだ本体付属のカートリッジを使い切っていませんが、この1本だけでも大学ノート1冊分以上は書けるようです。しかし、地域によっては店頭で取り扱っていない可能性もあるため、使い切る前に買い置きしておくと安心です。
コクヨ キャンパスノートB5 A罫
万年筆は使う紙によってはインクがにじんでしまうことがあります。
私は現在、コクヨのキャンパスノートを使っていますが、このノートはにじむこともなく、スムーズに文字が書けます。にじみが心配な人は、プレピーと一緒に買っておくと安心です。
この記事を書いた人
お名前 | keizen(けいぜん) |
お仕事 | ウェブライター |
プロフィール | ECショップ運営会社に6年程度勤務したのち、フリーランスのウェブライターとなりました。 物事の「良いところ」を見つけることと、難しい物事をわかりやすく説明することが得意です。 |
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