フリーランスだけど老後が不安。
会社員のような福利厚生もないし厚生年金もない。
他のフリーランスの人は老後についてどう考えているか知りたい。
あと、老後の不安に対する対策があれば教えて欲しい。
こんなことを考えている方へ。
本記事のポイントはこちらです。
フリーランスの老後の不安と対策【現役フリーランスに聞きました】
本ブログでは独自に現役フリーランスに10人にアンケートを取り、
について聞きました。
老後の不安があると答えた人は、10人中7人でした。
理由を聞いてみると、多くの人が「収入の不安定さ」を挙げていました。
フリーランスは、会社員のように毎月決まった金額が振り込まれるわけではないです。
それゆえ、人生設計がしにくいです。
個人で老後資金を蓄えることができるかがポイントとなります。
【関連記事】フリーランスの税金はどれくらい?【現役フリーランスに聞きました】
不安な理由①:収入が不安定
フリーランスは会社員と比較して安定性に欠けます。
会社員は毎月安定した収入があります。
それゆえ、人生設計がしやすいという環境が揃っています。
しかし、フリーランスは多くの場合毎月の収入に波があります。
多く稼ぐ月もあれば、少ない稼ぎの月もあります。
そのため、将来設計が立てにくいです。
私の場合、月次契約や年契約の案件を仕事を増やすことで毎月の収入を安定させています。
あとは、ブログの広告収入も毎月入るので、安定に一役買っています。
不安な理由②:ライバルが多い
昨今、フリーランスという働き方が市民権を得てきました。
そのため、フリーランスとして働く人が増えています。
もちろんスキルは必要ですが、エンジニアもライターもパソコンがあれば仕事ができます。
そう考えると、どんどんライバルが増えていきます。
定年まで自分のポジションを維持できるかどうか。
常に新しいスキル・技術をキャッチアップしないと難しそうです。
不安な理由③:社会保障が弱い
フリーランスには厚生年金がなく国民年金しかありません。
そのため、しっかりとした老後の蓄えをしないといけません。
また、会社員や公務員とは違って退職金もありません。
自分の資産を自分で運用し管理するスキルが求められます。
私の場合は、毎月固定の金額を投資に回してます。
また、収入が増えても調子に乗らずに普段通りの支出を心がけることで、投資額を増やしています。
不安な理由④:この先稼げるか分からない
スキルや実績が乏しい場合、
このままフリーランスを続けて稼ぐことができるのだろうか…
不安になることもあります。
しかし、不安に駆られて立ち止まってはいけません。
日々の営業やスキルアップはもちろん、SNSやブログ等での積極的な発信をして、常にアンテナを張っておく必要があります。
また、フリーランスは病気やケガの際の補償も薄いです。
万が一、トラブルに見舞われて稼げなくなった時に備えて、民間の所得補償保険に入るか、十分な資産を形成しておくようにしましょう。
不安な理由⑤:貯金がない
貯金がないフリーランスは少なくありません。
その場合は、老後への不安は一気に加速します。
また、フリーランスの年金制度は国民年金だけです。
会社員や公務員に比べて支給額は少ないです。
ただ、幸いフリーランスには定年がありません。
60歳を超えても、70歳を超えても、仕事があれば働くことができます。そう考えると、年金を当てにするのではなく、ずっと働き続けるという選択肢も考えられます。
不安な理由⑥:年齢とともに仕事が減っていく
いまは仕事がたくさんあっても、この先ずっと仕事があるかはわかりません。
加齢とともにできることが少なくなりますし、若い頃のように無理ができなくなります。
また、技術は日進月歩で進化しています。
どんどん若い世代が台頭してくるので、そういった優秀な若手とも戦っていく必要があります。
【関連記事】フリーランスの仕事の失敗談【現役フリーランスに聞きました】
フリーランスの老後が不安と感じない理由
「老後の不安はない」と回答した3人に、その理由を詳しく聞いてみました。
すでに十分な貯蓄がある人やパートナーの収入と合わせた家計管理をしている人は、不安がないとの回答でした。また、定年という概念がないフリーランスの強みを生かして、老後も働くので大丈夫、という意見もありました。
①現時点で十分な貯金がある
(20代/フリーランス1年目)
老後資産2000万円問題のうち、既に1000万円は確保したのでそれを運用に回せば老後の不安はない。
お金を使う趣味もないので、過度に不安になる必要はないと思っている。
③パートナーの収入がある
(20代/フリーランス1年目)
結婚して会社を退職し、専業主婦をやっていた。
だが、何か社会との繋がりを持ち、世間の役に立ちたいという思いからフリーランスとして仕事をしている。
自分の稼ぎだけで生計を立てなければならないわけではないから、不安がない。
③フリーランスには定年がないので何歳までも働ける
(40代/フリーランス9年目)
会社員のように65歳で定年という決まりはフリーランスにはないです。自身が働いていたいと思えば老後も仕事は変わらず行えます。
体力的に辛ければ仕事量は調整できます。何歳になっても自分の力でお金を生み出すことができるので、老後の不安はないです。
【関連記事】フリーランスのメリットまとめ【現役フリーランスに聞きました】
老後の不安に対してどんな対策をしているか?
現役のフリーランスが実践している「老後への対策」について聞きました。
多くの人が貯金、投資、iDeCo、生命保険などの資産形成を行っていました。また、本業以外に収入の柱を作っているという人もいました。
対策①:投資をしている(NISA、iDeCo含む)
(30代/フリーランス1年目)
株式投資などを利用して資産運用を行っています。
少しでも金利の良いところにお金を預けたり、積み立てNISAなどを勉強して投資を資産運用を始めました。
他にも色んな投資があるので、常に最新情報の収集をしています。
対策②:貯金をしている
(20代/フリーランス3年目)
フリーランスとして仕事をしていると、どうしても老後が不安になります。なので、「毎月このくらいは貯金をしよう」という決まりを設けています。
対策③:生命保険に加入している
(30代/フリーランス3年目)
年金型の保険に加入しています。
付加年金か国民年金基金に加入しようかと検討した時期がありましたが、期待していたものとは違ったため、民間のものにしました。
対策④:健康を意識している
(30代/フリーランス3年目)
健康でいることが、将来お金がかからないことへ繋がると信じています。病気や怪我の治療費は高額です。
近くに助けてくれる人がいるとは限りません。今から筋トレをして、身体をケア、食べるものにも気をつけることで、健康寿命を伸ばさなくてはと必死です。
【関連記事】フリーランスが楽しいと感じるのはどんなとき?【現役フリーランスに聞きました】
フリーランスの筆者が考える老後の不安
本サイト「フリーランスの道具箱」の管理人は、2023年時点でフリーランス4年目です。
主にECコンサルやエンジニアとして仕事をしています。
私はあまり老後の不安は感じていません。
理由は主に3つです。
①年々、仕事の幅を拡大しているから
フリーランスになって3年目ですが、年々仕事の幅を広げています。
ひとつの業種、ひとつの取引先、ひとつの収入源だと、この先どうなるか分かりません。なので、極力自分の仕事を多角的に分散させるようにしています。
幸いにしてこの3年間、売上は伸びています。
また、年間売上と年間労働時間から算出できる1時間あたりの単価(時間単価)も伸びています。いまのところは効率化しつつ業務を拡大できているので、この路線を貫く予定です。
クライアントに真摯に向き合い、相手が期待する以上の価値を提供すれば仕事はついてきます。このスタイルでこの先も仕事をしていくと思うので、特に老後の不安は感じていません。
【関連記事】フリーランス1年目の年収(収入)を現役フリーランスに聞きました
②毎月、現金貯金と投資をしているから
毎月、現金貯金と投資をしています。
自分の中でルールがあって、
としています。
フリーランスは収入に波がありますが、上記のルールでお金を管理して積極的に投資をしています。だいたい毎月10万円〜30万円程度、投資に回しています。
積立NISAの活用はもちろん、その他ETFにも投資をしています。2022年から配当金重視の投資も始めました。ある程度の投資金額になれば、配当金を収入の足しにしようと思っています。
③何歳になっても働けるから
会社員の場合、基本的には65歳で定年です。一方でフリーランスには定年がありません。自分のスキルにニーズがあれば何歳まででも働けます。加齢による衰えがあるのならば、働く量を減らしてコントロールできます。
つまり、フリーランスは何歳になっても「自分の力で収入を生み出す力」を持っているので、老後であっても収入を生み出すことができるのです。
個人的には、これが最大の強みだと思っています。貯金を切り崩すしかない生活に比べると随分とリスクヘッジが効いています。
【アンケート結果紹介】フリーランスの老後の不安と対策
本ブログでは独自に10人の現役フリーランスにアンケートを取り、
ついて聞きました。
10人の回答を順番に紹介します。
Mさん(男性/20代/ライター/フリーランス3年目)
お名前 | Mさん |
性別 | 男性 |
年齢 | 20代 |
職種 | ライター |
フリーランス歴 | 3年目 |
老後の不安はありますか?
【不安がある】
サラリーマンと比較しても安定性に欠けるからです。
サラリーマンで言えば毎月安定した収入がしっかりとあります。その土台があるので、人生設計がしやすいという環境が揃っています。しかしながら、フリーで活躍しているとその部分が欠如するようになります。
やはり、安定性に欠けるし、毎月このくらい貯金ができるという考え方ではなくなります。稼げるうちに多く稼いでおいて人生設計のためにお金を考えておくという考え方が必要だからです。
老後の不安に対してどんな対策をしていますか?
とりあえず安定した職業につけるように頑張っています。
今は保険として派遣の仕事をしているのですが、フリーでダメになった時に変えがきくようにという対策です。また、FXや投資などをしています。さらに、毎月安定して貯金をするようにしています。
フリーで活躍していると不安定になるものの、最低このくらいは貯金をしようという決まりを設けています。そのため、老後資金を割と多く貯めることが、できるようになりました。
Yさん(男性/20代/エンジニア/フリーランス1年目)
お名前 | Yさん |
性別 | 男性 |
年齢 | 20代 |
職種 | エンジニア |
フリーランス歴 | 1年目 |
老後の不安はありますか?
【不安はない】
老後資産2000万円問題のうち既に1000万円は確保したので、それを運用に回せばあと40年は老後まであるので、2000万円問題は考えなくて良いかなと考えてます。
そうすると考えるべきは当面の生活ですが、私はお金を使う趣味はないので、月10万円あれば充分に生活できます。
そう考えると過度に悲観的になる必要はなく、仕事が辛くなったらアルバイトをしようといったレベルで考えているので、基本的に不安を感じることはありません。
老後の不安に対してどんな対策をしていますか?
現在、ウェルスナビに500万円、国内個別株投資で200万円、仮想通貨に100万円、積み立て年金に100万円という形で運用しています。
これを毎年少しずつ増やしていく運用方法を現在は行なっています。老後の備えのためにウェルスナビと積み立て年金を、個人的な嗜みとして個別株と仮想通貨をしています。
積み立ては総額で毎月15万ほどです。半分を老後資金に。半分は嗜みでその時その時で買いたいものを買っています。いまはS株(国内株を1株から購入できるサービス)があるので便利です。
Yさん(男性/40代/エンジニア/フリーランス9年目)
お名前 | Yさん |
性別 | 男性 |
年齢 | 40代 |
職種 | エンジニア |
フリーランス歴 | 9年目 |
老後の不安はありますか?
【不安はない】
フリーランスでWebエンジニアの仕事をしていますが、通常の会社員のように65歳で定年という決まりはフリーランスにはありませんので自身が働いていたいと思えば老後も仕事は変わらず行えます。
体力的にしんどいと思えば仕事量は自身で調整出来るので、仕事や収入に対して老後の不安は無いからです。
老後の為の貯蓄はフリーランスになる前から行っていますし、現在も少ないながら貯蓄はコツコツ続けています。
以上の事から老後の不安はありません。
老後の不安に対してどんな対策をしていますか?
コツコツと貯蓄しているだけです。
他には老後の為に実行している事はありません。
結局人生というのはお金と健康な身体さえあれば十分生きて行けるので現在は貯蓄しているのみです。健康面に関しては50歳になったら人間ドッグを受けておこうという計画はしていますが現時点では貯蓄をコツコツ行っているのみです。
ちなみに私は東京都在住ですが、2022年現在、物価や消費税などが向上しているので、経済の様子を見て、物価や消費税などがこの先も向上し続けるならば東京を出て、土地や物件などの物価が安い地方に移り住もうという計画も一応頭に入れています。
Dさん(男性/40代/ライター/フリーランス2年目)
お名前 | Dさん |
性別 | 男性 |
年齢 | 40代 |
職種 | ライター |
フリーランス歴 | 2年目 |
老後の不安はありますか?
【不安がある】
ライターは、紙とペンがあれば出来る仕事。
現代は、スマホ1台あれば、ライターが出来る。
スマホの普及率は約8割、つまり日本だと1億人がライターになれる。誰でもライターになれるのだから、ライバルだらけ。私は仕事の数をこなして、やっとの思いで生活が出来ているのに、ティーンエージャーが訳の分からない文章をネットにアップさせて、それで莫大なお金を稼ぐと、モノの価値観が追いつかない。
私の年代では、文章には起承転結が必要と学んだのだが、今の若い子には、これを必要としていない。価値観が違う者が主流になった時、私では通用しないと思うと、老後に不安を抱く。
老後の不安に対してどんな対策をしていますか?
正規雇用で働いていた時に蓄えたお金は、投資信託に全額投資している。投資したら、経済ニュースは見ない。もし見たときに暴落していたら、本業に支障を来たしてしまう。
フリーランスを引退するまでは、投資信託に預けっぱなし。フリーランスで自活の精神が備わりつつあり、最近始めたのが家庭菜園。家庭菜園の規模を広げ、老後は自給自足な生活を送れるようにする。
ただ、野菜は育てることは出来ても肉がない。そこで、家庭菜園をしながら川釣りも始めた。
川で採れた魚は、甘露煮など長期保存し、老後に必要なカルシウムを取れるスキルを身に付けている。
Pさん(女性/30代/ライター/フリーランス3年目)
お名前 | Pさん |
性別 | 女性 |
年齢 | 30代 |
職種 | ライター |
フリーランス歴 | 3年目 |
老後の不安はありますか?
【不安がある】
厚生年金ではなくて、国民年金なので、将来への不安があります。しかも、超高齢社会の日本において、将来受給できる年金額は、現在よりもっと減ることが容易に想像できます。
また、会社員や公務員とは違って、退職金もありません。普段から節制し、将来への備えをしなくてはならないと思っています。
社会情勢がどんどん変わっていく中で、自分たちが想像し得ない変化が生まれる可能性も危惧しています。物価もどんどん上がっていく中で、自分たちの生活費が果たして払えるのか、本当に心配です。
老後の不安に対してどんな対策をしていますか?
年金型の保険に加入しています。
国民年金なので、付加年金か国民年金基金に加入しようかと検討した時期がありました。
しかし、シュミレーションすると、期待していたものとは違ったため、民間のものにしました。NISAやiDeCoなどもあり、今後よりシビアに将来設計について考えていかなければならないと考えています。
また、健康でいることが、将来お金がかからないことへつながると信じています。病気や怪我の治療費は、かなり高額になります。
また、近くに助けてくれる人がいるとは限りません。今から筋トレをして、身体をケア、食べるものにも気をつけることで、健康寿命を伸ばさなくてはと必死です。
Mさん(女性/30代/デザイナー/フリーランス1年目)
お名前 | Mさん |
性別 | 女性 |
年齢 | 30代 |
職種 | デザイナー |
フリーランス歴 | 1年目 |
老後の不安はありますか?
【不安がある】
フリーランスになって1年目でまだスキルも実績もなくて、収入もあったりなかったりなので老後は金銭面で非常に不安があります。
どこかの会社に所属していれば病気やケガの時にも補償があるけれど、フリーランスはそういった補償はないからです。
また厚生年金がなくて国民年金だけなので、老後に受け取れる年金額も少ないので、自分で老後の貯蓄をしっかりする必要があります。
現状を考えると老後のことまで考える余裕がないので老後はとても不安があります。
老後の不安に対してどんな対策をしていますか?
現在も金銭的に余裕がない生活ですが、その中でも国民年金はちゃんと払うことと、プラスで少しでも金利の良いところにお金を預けたり積み立てNISAなどを勉強して実際に始めました。
他にも色んな投資があるので、常に最新情報の収集をしたりしています。
それと、老後いつまでも働けるように普段から無理し過ぎないように自己管理して健康に気をつけて生活するように心がけています。
健康であれば働けるので老後の不安が減って老後にしっかりと備えることができます。
Oさん(男性/40代/カウンセラー/フリーランス3年目)
お名前 | Oさん |
性別 | 男性 |
年齢 | 40代 |
職種 | カウンセラー |
フリーランス歴 | 3年目 |
老後の不安はありますか?
【不安がある】
今のところ、ほとんど貯金もなく、このままでは年金の額も少ないので、リタイヤしたら生活がままならないのは目に見えている。
悲しいことだが、親の遺産を当てにしているようなところもある。
なので、自分の中では、体が動く限りにおいては、老後という考え方はなく、ずっと働き続けていこうと思っているし、幸い、自分の仕事は体力的なことはほとんど求められないし、年を重ねることがマイナスには働きにくいので、その点だけは不安をおさえられている。
老後の不安に対してどんな対策をしていますか?
積立NISA、iDeCoで毎月積み立てている(今のところは1万円ずつ)。
iDeCoは簡単には投資額を変えられないが、積立NISAは変えられるのでもう少し頑張って積立額を増やしたいと思っている。
それ以上に、とにかく今は収入を増やすことで老後の不安をまぎらわそうとしているので、本業での案件獲得を狙ってのアプローチはもちろんだが、それとは別にクラウドソーシングサイトを活用しての、少額でも収入を増やしていくことで老後に備えようと思っている。
Mさん(女性/20代/ライター/フリーランス1年目)
お名前 | Mさん |
性別 | 女性 |
年齢 | 20代 |
職種 | ライター |
フリーランス歴 | 1年目 |
老後の不安はありますか?
【不安はない】
元々は会社員をやっていて、結婚して会社を退職し、専業主婦をやっていた。だが、何か社会との繋がりを持ち、世間の役に立ちたいという思いからフリーランスでライターをしている。
なので、フリーランスとして生計を立てなければならないわけではないから、不安がない。
また、資格を取得したり、仕事が途切れないようコミュニケーションを多く取ったりと出来る努力はしている。フリーランスのライターは多くいるので、その中でも自分の経験でしか書けないものを大切にしている。
老後の不安に対してどんな対策をしていますか?
毎月貯金をしている。
収入の何パーセントを貯蓄に当てるべきか計算をし、その計画通りに生活をしている。また、フリーランスは実績や経験と資格がものを言うと思っているので、自分らしいスタイルを確立して、1年後、5年後、10年後と仕事を続けられ、お金を貯められるように考えて活動をしている。
iDeCoは最低金額の5000円を積み立てている。積立式の保険に加入し、保険に入りつつ貯金を積み立てている。お金の管理をしっかり行なっている。
Mさん(女性/40代/ライター/フリーランス9年目)
お名前 | Mさん |
性別 | 女性 |
年齢 | 40代 |
職種 | ライター |
フリーランス歴 | 9年目 |
老後の不安はありますか?
【不安がある】
収入が不安定で毎月決まった収入が得られるわけではないので経済的に不安があります。
また、今はまだ仕事ができていますが将来もずっと今の仕事ができている可能性はかなり低いのでその点でもかなり不安です。
加齢と共にできることも限りがあるので、老後も仕事ができる自信もなく生活できるかもかなり怪しいので不安があります。
体が衰えていくのにそのまま仕事が普通にできるとは思えないのでそういう点でも不安を抱えています。
老後の不安に対してどんな対策をしていますか?
私が老後に備えるためにやっているのは、海外の投資信託に投資するなどして老後に備えています。
毎月数万円積み立てるという形と、その都度買い増しする方法で投資を続けることで老後に備えようと思っています。
国内の株式も最初はやろうかと思ったのですが株価に期待できないので国内の株は買わないで海外の投資信託にのみ投資することにしています。
自分が信じる銘柄のみに投資して信じられないものには投資しないようにしてなんとか将来に備えています。
Kさん(女性/40代/ライター/フリーランス5年目)
お名前 | Kさん |
性別 | 女性 |
年齢 | 40代 |
職種 | ライター |
フリーランス歴 | 5年目 |
老後の不安はありますか?
【不安がある】
企業に勤務して、業績が少しくらい悪くてもある程度決まった収入を得られるサラリーマンと比べて、フリーランスは自分がこなした案件に収入が左右されるため老後資金を貯めたい方には不安を覚える働き方だと思います。
フリーランスは年齢制限もないし、高齢になっても継続できる働き方ではありますが、歳を取れば取るほど肉体的にも精神的にもおとろえていくので、いつまで働けるかもわからずその日暮らし的な働き方には不安感があります。
老後の不安に対してどんな対策をしていますか?
いつ働けなくなっても困らなくならないように、貯蓄の最低2割は貯蓄に回すように強制的に先どり貯金を行っています。
最初から別口座に入れてしまうことで思わず使ってしまったり引き出すことを防ぐことができるからです。
また少しでも余剰金ができた時には株式投資などを利用して資金運用を行うようにしています。
また、一度銀行口座に入れたお金は引き出さずに、生活費などは現金化してその中からやりくりすることで使いすぎないようにしています。
回答してくれた現役フリーランスの属性
回答してくれたフリーランスの属性は次の通りです。
職種 | ライター:6名 エンジニア:2名 カウンセラー:1名 デザイナー:1名 |
性別 | 女性:5名 男性:5名 |
年齢 | 20代:3名 30代:2名 40代:5名 |
フリーランス歴 | 1年目:3名 2年目:1名 3年目:3名 5年目:1名 9年目:2名 |
おわりに
今回は10人のフリーランスの方に、
ヒアリングしました。
老後に不安を感じる主な理由には、次が挙げられました。
- 不安な理由①:収入が不安定
- 不安な理由②:ライバルが多い
- 不安な理由③:社会保障が弱い
- 不安な理由④:この先稼げるか分からない
- 不安な理由⑤:貯金がない
- 不安な理由⑥:年齢とともに仕事が減っていく
今回の記事はここまでです。