リモートワーク推奨や副業への注目でフリーランスが増えている。
競争が激化して自分は生き残れるか不安・・・。
こんなことを考えている方へ。
本記事では次の5つを考えてみます。
フリーランスの増加による社会的な課題とは?【フリーランスが増えすぎ】
フリーランスの増加による社会的な課題は何でしょうか。
主に次の3つが考えられます。
順番に解説します。
①社会保障の不十分さ
フリーランスは、雇用保険や社会保険に加入していない場合があり、生活保護や年金などの公的な支援を受けることができないため、社会保障の不十分さが問題となっています。
そのため、フリーランス自身が積極的に保険や資産運用を行うことが重要です。
②労働時間や労働条件の不安定さ
フリーランスは、仕事の受注状況によって収入が大きく変動するため、労働時間や労働条件が不安定なことが課題となっています。
特に、仕事の受注が一時的に減少した場合には、収入が激減することもあります。
③フリーランスの収入格差の問題
フリーランスの中には、高収入を得ることができる一方で、収入が不安定で低い人もいます。
このため、フリーランスの収入格差が問題となっています。
収入格差を縮めるためには、フリーランス自身がスキルアップやマーケティング能力の向上を図ることが重要です。
また、フリーランス同士が情報共有を行い、相互にサポートしあうことも必要です。
フリーランスが増える理由とは?
昨今、フリーランスが増えています。
内閣府の2020年の調査によると、フリーランスの人数は462万人程度とされています。
うち本業が214万人程度、副業が248万人程度です。
日本の労働人口が7000万人程度なので、およそ6.6%がフリーランスです。
20人に1人以上はフリーランスとして働いている計算になります。
①ワークスタイルの多様化
近年、ワークライフバランスの重要性が高まり、フリーランスとして働くことが増えています。フリーランスは、自分自身の時間を自由に使えるため、ライフスタイルに合わせた働き方ができます。
②自己実現やキャリアアップの意識の高まり
フリーランスは、自分自身で仕事を選び、自分自身のスキルや能力を最大限に発揮することができます。そのため、自己実現やキャリアアップを目的として、フリーランスとして働く人が増えています。
③IT技術の発展による仕事のオンライン化
IT技術の発展により、フリーランスができる仕事が増えてきています。
例えば、Webデザイナーやプログラマーなどは、オンラインで仕事ができるため、場所にとらわれずに働くことができます。
また、オンラインマーケティングやSNSの活用により、自己ブランディングがしやすくなったことも、フリーランスが増える要因の一つとして挙げられます。
フリーランスが増えたことで、どのような仕事が生まれているのか?
フリーランスと相性のいい仕事はいくつかあります。
基本的にはパソコンがあればできる仕事が、フリーランスに向いています。
たとえば次のような仕事です。
プロフェッショナルパラレルキャリア「フリーランス協会」が毎年発行している資料に「フリーランス白書」があります。
その2022年版を見ると、回答者の上位の職種は次のとおりです。
一番多いのが「クリエイティブ・Web・フォト系」で回答者全体の2割を占めています。次の多いが「エンジニア・技術開発系」。その後は、「通訳翻訳系」、「出版・メディア系」、「コンサルティング系」と続きます。
筆者は「エンジニア・技術開発系」と「コンサルティング系」の両方を仕事にしています。
やはりこういった職種は多いのですね。
職種 | 回答者 | 割合 |
クリエイティブ・Web・フォト系 | 250人 | 20.2% |
エンジニア・技術開発系 | 213人 | 17.2% |
通訳翻訳系 | 137人 | 11.1% |
出版・メディア系 | 118人 | 9.5% |
コンサルティング系 | 106人 | 8.6% |
※回答者は全体で1236人です。
※上記の表は上位5の職種のみをピックアップしています。
①Webライターや翻訳者
インターネットが普及したことで、Web上で情報を発信する需要が増えています。そのため、Webライターや翻訳者といった仕事が増えてきています。また、グローバル化が進む中で、多言語の翻訳を必要とする企業も多く、翻訳者の需要が高まっています。
②デザイナーやプログラマー
IT技術の発展により、Webサイトやアプリの開発などの需要が高まっています。そのため、Webデザイナーやプログラマーといった仕事が増えてきています。また、デザイナーやプログラマーは、企業内に雇用されるだけでなく、フリーランスとして活躍することもできます。
③コンサルタントや講師などの専門家
フリーランスとして、自分の専門性を活かした仕事を行う人も増えています。例えば、コンサルタントや講師といった専門家は、自分自身でビジネスを立ち上げ、企業や個人のサポートを行うことができます。
また、コンサルタントや講師は、自分の得意分野に特化して仕事を行うことができるため、専門知識がある人には魅力的な仕事となっています。
フリーランスが増えたことで求められる働き方とは?
フリーランスが増えたことで、より競争が激化しています。
「デイトラ」などの優良なオンラインスクールが増え、副業としてフリーランス的な働き方をする人も増えていきました。
そんな中で仕事を獲得し続けるには日々の努力が必要です。
「Udemy
」などの動画教材サイトを活用して、自身のスキルを高めたり、横のつながりを増やして人脈を広げたりする必要があります。
主に次のような努力が必要です。
順番に解説します。
①自己管理能力の向上
フリーランスとして働く場合、自己管理能力が求められます。自分自身で仕事の受注やスケジュール管理を行い、適切な休息や健康管理を行うことが必要です。また、納期や品質など、クライアントに対して責任を持つことも重要です。
②スキルアップや新しい知識の取得
フリーランスは、自分自身で仕事を選び、自分自身のスキルや能力を最大限に発揮することができます。そのため、スキルアップや新しい知識の取得が求められます。定期的にセミナーや勉強会に参加し、自分自身を磨くことが大切です。
③コミュニティの活用やネットワークの拡大
フリーランスは、自分自身で仕事を探したり、プロジェクトに参加することが多いため、コミュニティの活用やネットワークの拡大が求められます。
自分自身が属するコミュニティや、同業者との交流を通じて、仕事の機会や情報交換を行うことができます。また、SNSやブログを活用することで、自己ブランディングを行い、仕事の幅を広げることもできます。
フリーランスが増える時代におけるキャリア形成とは?
フリーランスが増える時代においてはライバルが増えます。
今まで通りん仕事をしていては、いつか路頭に迷うかもしれません。
キャリア形成のポイントは主に3つあります。
順番に解説します。
①スキルの積み重ねと特化
フリーランスとして働く場合、自分自身のスキルを磨き、特化することが重要です。自分が得意とする分野に特化し、高いスキルを持つことで、クライアントからの信頼度が高まります。また、スキルを積み重ねることで、仕事の幅が広がります。
②外部との協業やプロジェクト参加
フリーランスとして働く場合、自分自身だけで仕事をこなすことは難しい場合があります。そのため、外部との協業やプロジェクト参加が求められます。外部との協業やプロジェクト参加を通じて、新しい仕事のチャンスを見つけたり、新しいスキルを習得したりすることができます。
③オリジナルプロダクトやブランドの構築
フリーランスとして働く場合、オリジナルプロダクトやブランドの構築が重要です。自分自身が開発したオリジナルプロダクトや、自分自身のブランドを構築することで、自己アピールができます。また、自分自身のブランドを構築することで、クライアントからの信頼度が高まり、仕事の幅が広がる可能性があります。
まとめ
本記事のポイントをまとめます。
フリーランスの増加による社会的な課題については、主に以下の3つが考えられます。
- ①社会保障の不十分さ
- ②労働時間や労働条件の不安定さ
- ③フリーランスの収入格差の問題
また、昨今フリーランスが増えている背景には、以下の3つが挙げられました。
近年のリモート推奨の風潮によって、フリーランスの数は更に拡大しています。
- ①ワークスタイルの多様化
- ②自己実現やキャリアアップの意識の高まり
- ③IT技術の発展による仕事のオンライン化
フリーランスが増えたことで競争が激化しています。
安定して仕事を得るためには、以下の3つの努力が必要になります。
- ①自己管理能力の向上
- ②スキルアップや新しい知識の取得
- ③コミュニティの活用やネットワークの拡大
フリーランスが増えたことで、キャリア形成は今まで以上に重要になっています。
以下の3つをバランスよく行うか、どれかひとつに特化するか。
選択しながらキャリアを描く必要があります。
- ①スキルの積み重ねと特化
- ②外部との協業やプロジェクト参加
- ③オリジナルプロダクトやブランドの構築
今回の記事はここまでです。